公園レポート
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飯田のりんご並木

飯田のりんご並木長野県の飯田市は、昭和22年(1947)に街中を焼き尽くす大火に見舞われました。ここからの復興の中で、市内の中学校からの発案でつくられたのが、防火帯として新規整備された道路沿いの「りんご並木」です。
実際に植樹が始まったのが昭和28年(1953年)、今年で60周年となります。

以前は対向4車線ある道路の中央分離帯のような立地だったそうですが、平成11年(1999年)に緑地帯&歩行者優先道路として再整備されました。
この効果もあって沿道店舗のリニューアルや古い建物の再利用などが進み、現在は街のシンボル道路(公園)として揺るぎない存在となっています。
制度的には都市公園ではないのですが、魅力的な緑の空間との相乗効果によって街を活性化させている好例だと言えます。

素晴らしいのは、60年間ずっと中学生が並木の手入れをおこなっているところ。「街のシンボルを自分たちの手で育む」経験は、かけがえのないものだと思います。

●飯田市による紹介ページ
http://www.city.iida.lg.jp/namiki/home.html

(恵)

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