ザール博士は、ワシントンDCで小児科医をされていて、Park Rx of Americaの創設者でもあります。ザール博士の考える公園処方箋は、糖尿病、高血圧、肥満のあらゆる年齢の慢性疾患に幅広く対処でき、うつ病および他の多くの深刻な精神病にも副作用の少ない介入方法です。慢性疾患の予防と治療のために公園で過ごすことを処方することに2013年から取り組まれています。
2017年は、Park Rx Americaの飛躍の年で、ワシントンDCで始められた活動が、アラスカ、メリーランド、バージニア、ワシントン州に拡大し、現在約50人の臨床医が公園処方箋を処方しています。また、公園をネットワークすることで処方能力を380公園から2,700公園に拡大しました。
私たちは、臨床医からの公園へのアプローチを学ぶとともに、日本での公園からの市民への予防策としてのアプローチの実践を説明することで、相互の取り組みの重要性を共有することができました。公園処方箋をとおしての日米の医師の交流、公園の交流を促進することになりました。