日本造園学会に提出した技術報告が、ランドスケープ技術報告集に掲載されました。
次のURLでご覧いただけます。2026年5巻「正規化植生指数(NDVI)を使用した都市構造のウェルビーイング評価手法の拡張」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jilatech/5/0/5_18/_article/-char/ja
近年の都市生活における健康に関する研究では、日常的な自然の重要性が強調されており、大規模な公園への時折の訪問よりも、日々の活動を通して緑に触れることの重要性が指摘されています。しかし、多様な都市環境における時間ベースの緑への曝露を定量化するための確固たる手法は、まだ十分に開発されていません。本技術報告は、人間の移動データとNDVI由来の植生指標を統合することで、緑地曝露累積時間(CGSET)フレームワークを発展させました。Googleストリートビュー画像を用いて街路や公園レベルの緑を評価する従来のアプローチを基に、NDVIを組み込むことで、街路レベルからは見えない街区内の植生を評価できるようになりました。この強化されたCGSETフレームワークを用いて、大阪市中心部の西区、北区、中央区の分析を行っています。CGSETは、暫定的なNDVI閾値≥0.3を用いて計算され、街路、公園、公園以外の街区内エリアなどの空間カテゴリにわたって分析されます。結果は、各区画間に明確な違いがあることを示しており、区画内の緑地も貢献していることを明らかにしています。さらに、中程度の植生(0.2 < NDVI < 0.3)を有する地域は、効果的な都市緑化計画および管理のための優先対象として特定されました。緑の基本計画に用いるKPIとしての有用性に言及しています。



