東遊園地は、神戸の中心部を南北に貫くフラワーロード沿いに位置する約2.7ヘクタールの都市公園です。
1875年に外国人居留地の東端に「内外人公園地」として開設された歴史ある公園で、約150年にわたり、その時々のニーズに応えて姿を変えながら、多くの市民に愛されてきました。
しかし近年は、エントランスが不明瞭でフラワーロードや旧居留地エリアとの一体感に欠けることや、園内動線のバリアフリーが不十分だったことなどから、都心にありながら存在意義を十分に発揮できなくなっていました。
そこで神戸市では、まちづくり団体などの発案を受けた社会実験を繰り返し、その成果を反映させる形で、2017年に再整備基本構想、2018年に再整備基本計画を策定するなど検討を重ね、2021年10月から再整備工事に着手しました。
この間、弊社ではパークマネジメント手法検討や基本・実施設計業務(JV)等に参画し、これからの時代における神戸の山・海・まち、人と人、人々の想いや仕組みをつなぐ公園のあり方を探ってきましたが、この度、2023年4月に北側エリアの園地と、Park-PFI制度による拠点施設が開業し、東遊園地が新たなステージを迎えました。