歴史的な土地利用、地形を活かしたアクティブティメソッドを大阪府営枚岡公園を使って開発しました。わが国には伝統的な坂道として男坂・女坂の存在が知らており、その多くを社寺の参道にみることができるます。枚岡公園の立地する生駒山麓は古くは大和と河内の交通路が開かれ、平安時代以降は信仰や遊山の地として親しまれてきました。枚岡公園の園内も先
述のとおり暗越奈良街道が通り、隣接の枚岡神社創祀の地神津嶽本宮には枚岡神社から枚岡公園内を経由しています。枚岡公園の坂道は、急な坂も緩やかな坂も混在したまま園路として整備されており、歴史的な背景から古来人それぞれの体力に合った道である男坂・女坂のような利用がなされていたと仮定でき、こうした歴史的資産にスポットをあて現代におけるウェルビーイングに資する公園の活用について考察し、具体化した取り組みを報告しています。