鳥取市の湖山池公園を主会場として開催されている全国都市緑化フェア(とっとりフェア)へ行ってきました。
全国都市緑化フェアは「都市緑化意識の高揚や都市緑化に関する知識の普及等を図ることにより、国、地方公共団体及び住民等の協力による都市緑化を全国的に推進し、緑豊かな潤いのある都市づくりに寄与すること」を目的として、毎年、全国の自治体が持ち回りで開催しているもので、今回で30回目のフェアとなります。
主会場の湖山池公園(の一部)は日本最大の池を名乗る湖山池の東側にあり、一年を通じて風が強いため安定した植栽には難しい条件です。
また、もともとが湖岸の自然地だったところなので(直近は埋め立てられて荒れ地でしたが)、その環境を活かしつつ人が利用しやすくする造景というのもハードルが高いところです。
感想としては、どちらの課題も上手にクリアしていると思いました。
ただ私としては、植栽や造景そのものよりも、そこに至る経過、人の関わりが興味の対象なので、それは会場を見ただけではわかりません。また機会を見つけて色々な方の声を聞いてみたいと思います。
余談ながら少し残念だったのは、この会場は住宅地と細道一本を隔てただけのところにあるので、外周部に延々と木製柵が巡らされています。会場内から見ると「空間を切り取る」効果があるのですが、外から見ると、木製とは言え冷たい印象であまり褒められたものではありませんでした。
(恵)