公園レポート
バックナンバーへ

公園のイノシシ被害

兵庫県篠山市にある丹波並木道中央公園に行ってきました。

公園の基本コンセプトが「森づくりから森づかいへ」ということで、森を取り込んだ公園区域内に、広場、棚田、農業体験や木工体験のための施設などが設置されています。

山に囲まれた広場は気持ちがよいのですが、奥に行くほどに山が近くなるので、最近はイノシシの被害が大きいようです。夜の間に山から下りてきたイノシシは、土の中のミミズなどを食べるために芝生を掘り起こしてしまうため、根が切られた芝生はやがて枯れてしまいます。

公園のイノシシ被害

広場内にある東屋にはラジオを吊して対策を取っていましたが、そのすぐ横が掘り返されている始末で、あまり効果はなさそうです。

公園のイノシシ被害

 

農地なら電気柵で囲ってしまうのが効果的なのでしょうが、公園では景観面や利用者の安全も考慮に入れねばならないので、簡単に採用とはいかないようです。ほかに音撃、センサーライト、嫌な臭いのする散布剤、イヌなどの対策方法がありますが、すぐに慣れてしまうのでイタチごっこになるとも聞きます。

もっとも、公園から追い出したところで近くの農地を荒らすだけなので、なかなか一筋縄ではいかない問題です。(恵)

コメントは受け付けていません。

バックナンバーへ